飽きたら食べなくなるおせち料理、アレンジで何とか三が日を楽しめる料理に

おせち料理、毎年デパ地下にきれいなサンプルが並びだすと憂鬱になります。我が家は50代の夫婦2人暮らしです。お正月に特に来客もなく、ただ大晦日から三が日までをあまり献立を考えずに済むようにしたいのと、華やいだ雰囲気のない我が家にも多少のお正月気分を出したいがために一応はちょこちょこっと作ります。

すぐにおせち料理に飽きてしまう夫、味付けをアレンジして作ることに

とは言え、主人は煮物やかまぼこ類、冷えた料理が嫌いです。そこで主人の食べそうなものを中心に、簡単に作れるものだけを彩りを考えて作ることになります。ここ数年はこんな感じです。精進のお煮しめ、田作り、五色なます、栗きんとん、黒豆、これらの定番を少量ずつ。鶏ハムかローストビーフ、甘い卵焼き、カラフルサラダを少し多め。

特にお正月らしいものは、主人も自分も1日くらいはおいしく食べますが、すぐに飽きて退屈な味に感じてしまいがちですし、ほんの少しだけを作ることは手間ばかり多くて困ります。そこで毎年少しアレンジして味を変えたり、下ごしらえまでを多めにして、仕上げの味つけだけをお正月風にするようにしています。

伊達巻は卵焼き、なますは和風と洋風を準備

黒豆は、市販の1袋分をすべて茹でます。ただし、おせち用の分量を除いた残りの豆は8割程度茹でたところで取り分けて、適当な分量に分け冷凍保存します。冷凍したものはご飯に炊きこんだり、ミンチやレンコン、茸類などと炒めて甘辛く味付けしレタス包みの具材などにします。

田作りはおせち用だけをクルミなどのナッツ類と合わせ、残りは和風サラダのトッピングや炒め物のアクセント、ご飯に梅干しとともに炊き込むなどで使いきります。五色なますは、ベースとなる野菜(大根、カブ、ニンジン、キュウリ、しめじ、など)と和風野菜(柚子の皮、椎茸、れんこん)、洋風野菜(パプリカ、ズッキーニ、ミニトマト、カリフラワー)に分けて味付けも変えます。

栗きんとんは、お正月前の栗の甘露煮はなぜか高価に感じるので、秋に栗を軽く下茹でして砂糖をまぶし冷凍しておいたものを使っています。あとは冷えても脂っぽくならないし、簡単にできる鶏ハムかローストビーフを作っておきます。酒肴によく、ごちそうに疲れてきたらサンドイッチやチャーハンの具材にしています。

卵焼きはだて巻きの代わりです、ただし元旦に焼いて熱々を出しています。サラダはいろいろな色の野菜をたくさん使って華やかさを出し、新鮮な野菜の不足を補います。サラダも余ったら、コンソメスープの具材にするとおいいしいです。

おせちをメインにはせず、副菜として割り切る

1月2日にはスーパーが開き、元旦ですら新鮮な食材が買えますから、我が家にとっておせち料理は本当に気分的なものという感じです。気分が盛り上がって、自分も台所に立たなくていいのは豪華なおせち料理を買うことなのですが、どうしても味が濃くすぐに飽きてしまったり、好きではないものも入っていたりと、満足できません。

それにおせち料理のお重はメインディッシュにはなれないと思います。おせちを少しと、あとは鍋料理やステーキ、焼き肉料理などの準備をしておきお正月を過ごしています。買ったり作ったり…試行錯誤をしてここ数年は簡単に少しだけ作るようになりましたが、盛り付けには気を使います。

【手作りおせち】簡単だと思っていた私が甘かった…、見るも無残なおせちもどきが完成

手作りに挑戦したおせち料理は、栗きんとん、伊達巻、太巻き、煮しめ、なます の5品目です。母が毎年手作りしていたので、憧れて真似してみました。想像していたよりも手順は簡単でしたが、要所要所に思わぬ落とし穴がありました。

なんとか巻いた伊達巻き、太巻きならず極太巻き、超うす味かんぴょう…残念すぎる

まず伊達巻。ご存知の通りはんぺんと卵を混ぜて焼きますが、自宅の電子レンジが小さすぎて中でトレイが引っかかって回転せず、20分間片側からしか熱が当たっておらず、気が付いた時には液体からおこげへの見事なグラデーションになっていました…。

リトライして2回目は上手く焼けましたが、すのこで巻いて表面の波々の立体感を出そうとしたら、力が強すぎて生地が潰れてすのこの目に入り込んでしまい、ぐしゃぐしゃになりました。その日は諦めて後日ロフトで鬼すのこを買い直してやっと完成しました。

我が家の太巻きはきゅうり、卵焼き、桜でんぶ、かんぴょう、たくあんが入っているのですが、薄切りしたつもりでも具材が収まりきらず、極太巻きになってしまいました。気合を入れてかんぴょうの味付けも自分でやったのですが、味が薄すぎて不思議な白い紐状の物体が出来上がりました。

切り分けも海苔が包丁にくっついて上手くできず、ちぎったような状態に…母は簡単そうにやっていたけれど、かなり技術のいる作業でした。煮しめは、具材の飾り切りが難しかったです。ネットで検索すればいくらでもhow toが出てくるのですが、読んでも理解できない…。

おせち手作りって難しい!でも家庭的な女性アピールのために頑張る

こんにゃくは切り口が大きすぎてちぎれる、小さすぎで穴に通らないを繰り返し、人参のカットはもはや料理ではなく工作と化していました。蓮根の蓋を穴に沿って丸く切るのは特に大変でものすごく時間がかかってしまい、終わる頃には野菜はカピカピでした。

そうこうしてなんとか煮込んだものの、煮崩れして原形をとどめない状態に。ああ、あの長時間の苦労はなんだったんだと悲しくなってしまいました。栗きんとんは、さつまいもをクチナシで着色しました。なるほどあの部分はこうやって作っていたのかと感心しましたが、クチナシで来ていた服まで着色してしまいました。

なますは、唯一なめていた品目でした。なんだ、塩もみして酢につけるだけじゃないか、他のに比べたら、楽勝♪と。しかし、塩もみが下手くそで、大根と人参が水浸しになり、そのせいで酢が薄まり微妙な味に…。結局、初回の挑戦は何一つ上手くいきませんでした。

作ったおせちもどき達は数日かけて自己処理しました。それでも、職場などで「この前おせち料理を作ってみたんだけどね…」なんて話すと一気に家庭的な女だと評価が上がります。笑。初めて自分で体験してみて、本当に母はすごいと思いました。もちろん来年こそリベンジしてみたいと思います!